草津温泉(Kusatsu Spa


施設名 共同浴場 恵の湯
場 所 群馬県草津町
源泉名 万代鉱源泉
泉 質

酸性・含砒素-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
(硫化水素型)

温 度 95.0℃ pH 2.5 溶存成分総計 2,574mg/kg
お湯の様子 無色透明,びりびり感,ぬるぬる,酸味,硫黄臭,かけ流し
料 金 無料 営業時間 24時間営業

 草津温泉街の見つけづらい場所にある共同浴場の一つ。昔ながらの外観で,比較的小さめの共同浴場。今回は草津温泉案内人のJ氏ナビで一発でたどり着くことができた。おそらく自分ならさまよい歩いてだいぶ時間をロスしてしまっていただろう。ここも入口にナイスなサイズの「ゆ」暖簾が下がっている。

 浴室に入って一番印象的なのが床板の鋼板だ。作業現場や側溝の蓋として利用されている滑り止め付きの板が浴室の床に利用されているのだ。コンクリート浴槽のまわり全てにその鋼板が敷かれている。草津の強酸性のお湯でこの板が溶けたりしないのかとついつい心配してしまう。
 さてお湯だが,ここもとろみがある素敵なお湯が浴槽にはられている。草津で良く見かける無骨な蛇口の周りには,芒硝成分がこびりついている。少し青みがかったお湯からはうっすらと硫黄臭が香り,なめるとやはりかなり酸っぱい。時間さえあればゆったりしたいところなのだが,スケジュールの都合上短めの湯浴みとなった。どうしてかいつも草津に来るときは時間に追われてしまう。
 温泉街から遠いためか,ここに来る観光客は殆どいない。一緒になった人は全て地元の人で,明日から始まる祭りの話題で盛り上がっていた。やはりこういう生活浴場が地区にあるというのは本当にうらやましいことだ。

H19/7/15


  
シンプルなコンクリート浴槽が1つあるだけのもの。  やはり湯口は同じ。コテコテの芒硝成分がすごい。   床板はなぜか滑り止め付き鋼板。腐食しないのか??