横向温泉(Yokomuki Spa


施設名 森の宿亭 マウント磐梯
場 所 福島県猪苗代町横向温泉
源泉名 神の湯
泉 質 単純温泉
温 度 48.8℃ pH 6.8 溶存成分総計 709.5mg/kg
(Na 99mg, Ca 32mg, Fe 7.6mg, HCO3 532mg, CO2 106mg)
お湯の様子 無色透明,熱め,アブラ臭+金気臭,苦味,赤茶湯花,かけ流し
料 金 600円 営業時間 10:00〜16:00

 国道115号線の土湯トンネル出口(猪苗代町側)から出てすぐ旧道への曲がり口を曲がった先にある。目の前に横向温泉スキー場があるのでそれが目印となる。もともとは中ノ湯旅館(自炊湯治)の賄い付き旅館としてスタートしたのがこのマウント磐梯。今も経営者は同じだが趣が全く違っている。以前目の前まで来ていながら営業時間前ということで足湯のアブラ臭を嗅いだだけで終わったので,今回は2年ぶりのリベンジとなった。

 受付で入浴料を支払い,2つ階を下ると浴室がある。今回は男性は左側の浴室だった。内湯を1つと露天風呂「梵天の湯」「天恵の湯」を利用した。内湯は無色透明無味弱金気臭のお湯がはられており,一度に20人くらい入れる程の広さを備えた大浴槽がある。洗い場もしっかり完備されており,使い勝手がよい。お湯の底には茶色い湯花が沈んでいて,独特な湯口の回りに茶色い沈殿層を作り出していた。続いて手前の露天風呂を味わってみる。こちらはどうやら内湯の廃湯を利用しているらしく温めの設定。さらに下の露天風呂へ行ってみた。するとこちらは熱め,おかしいなと思い湯口を見に行くと,湯口が3つ並んでいる。一番左は適温で無味無臭。真ん中は芳醇なアブラ臭で熱めのお湯。一番右側が温めで金気臭がする。この3つのお湯を混合して熱めのセッティングにしているのだ。湯面からもうっすらアブラ臭を感知することができる。これはすばらしい。偵察に来たはずだったのに,結局この3つめの露天にずっと居座ることになってしまった。湯口付近で香りをクンクン楽しみながら外の雪景色を楽しんだ。この露天風呂はとても気に入りました。
 成分表では48℃の神の湯しか掲示されていないが,この熱い源泉の正体をぜひ宿泊して確かめてみたい。

H20/1/7


  
こちらが内湯。広くて使い勝手はよいが,あまりにも広すぎ。   湯口は独特。これを見られただけで満足です。   第1の露天風呂はどうやら内湯の廃湯のよう。

  
一番下にある露天風呂。3つの源泉が注がれている。 一番左が内湯の廃湯。真ん中が熱めの源泉,右が温めの源泉。  これがアブラ臭抜群の源泉。