谷地鉱泉（Yachi Cold Spa）

施設名	石川屋旅館
場　所	福島県いわき市大久町大久字下谷地
源泉名	谷地鉱泉
泉　質	アルカリ性単純冷鉱泉
温　度	-	ｐH	-	溶存成分総計	-
お湯の様子	無色透明，無味，微温泉臭，加温有り，ヌルつる感あり，かけ流し
料　金	300円	営業時間		9:00〜21:30

いわき市北部の大久町にある鉱泉宿。近くに有名な観光施設「アンモナイトセンター」があるので比較的見つけやすい。谷地鉱泉には２軒の旅館があるが，こちら石川屋旅館が湯元となっている。朝早くから夜まで日帰り入浴を受け付けており，付近の住民の公衆浴場代わりともなっている。入口や庭に建っている行灯が宿のセンスの良さを物語っている。（右写真） 　旅館入り口の左側にある旧館に浴室があり，受付で入浴料を支払ってから渡り廊下を渡って浴舎に向かう。男女別の内湯があり，中には小さな浴槽が１つずつある。今回は左側の浴室を利用した。浴室はやや広く，その奥にポツンと小さな扇形の浴槽がある。なみなみとお湯がはられており，蛇口をひねって冷たい源泉を継ぎ足す方式だ。浴槽内には加温用の穴が２つあり，源泉をボイラーで加熱している。早速はられているお湯に浸かってみた。す・ば・ら・し・い・の一言に尽きます。ぬるぬるつるつるするお湯が小さい浴槽からドバーッと溢れていくのだ。何という贅沢。うっすら薬臭の様な温泉臭が香るツルツルのお湯が体にまとわりついてくる。体をなでるとまるでうなぎをつかむかのようにヌルヌル滑っていく。これは気持ち良い。無色透明で見た目は何も特徴は無いお湯なのだが，浴感がとてもすばらしいのだ。 　最初，時間の都合上すぐに湯から上がる予定だったものを，結局延長してこのお湯を堪能してしまった。何ともうれしい誤算か。この日いわき市の鉱泉宿には実に驚かされ続けた。おかげで，この地区の鉱泉宿は全て入ってみたくなってしまった。 H19/10/6

　　
こちらが美しいタイル浴槽。自在つぎ足し型のかけ流し。　　この蛇口からツルツルの源泉が注がれる。　　２人で溢れさせてみました。贅沢なかけ流し。