幕川温泉(Makukawa Spa


施設名 水戸屋旅館
場 所 福島県福島市土湯温泉町鷲倉山
源泉名 幕川2号泉 ※他に幕川1号泉もあり
泉 質 単純硫黄泉
温 度 80.5℃ pH 7.8 溶存成分総計 342mg/kg

(HS 4.6mg, H2S 0.8mg)

お湯の様子 うす白濁透明,硫黄味,微硫化水素臭,熱め,白湯花あり,かけ流し(内湯)
料 金 500円 営業時間 10:00〜15:00

 福島市と会津地方を結ぶ国道115号線の土湯峠旧道からさらに5kmほど山道を進んだ先にある幕川温泉にある温泉旅館。秘湯を守る会会員宿で11月中旬から5月初旬まで冬期閉鎖になる。

 玄関から入って一番左奥に男女別の内湯とそれに付随する露天風呂。2階に上がって左奥に混浴露天風呂。一度外へ出て川沿いにある小さな混浴露天風呂と,3箇所風呂がある有名な旅館だ。それをたった500円で利用できるのだから温泉好きにとっては堪らない旅館である。今回は混浴露天風呂がお湯を張っている途中だったため,1階にある内湯浴室をメインとして利用した。ちなみに内湯付随の露天風呂には寒さのためお湯が張られていなかった。
 小振りな脱衣所を抜けると雰囲気の良い内湯浴室に6人サイズの木枠浴槽が見える。奥の木の樋から無色透明で硫化水素臭がするお湯が静かに注がれる。熱めのお湯の中には白い湯花が舞い,口に含むとうっすら硫黄味がする。このお湯はしっとりとしていて浸かり心地がとても良い。2階にあった露天風呂がスカイブルー白濁だったため,てっきり濁り湯なのかと思っていたのだが,個人的に大好きな無色透明な単純硫黄泉だった。時間さえあればこの浴室にずっと滞在したいと思えたのだが,後ろ髪を引かれる思いでこの浴室を後にした。
 まだ川原の小さな露天風呂と2階の混浴露天風呂を味わっていないので,来年以降また訪れてじっくり湯浴みしてみたい。

H20/11/8


  
こちらは男女別の内湯。白い湯花がふわふわ舞う素敵な雰囲気の内湯。  木の樋湯口からさらさらと注がせる。  川沿いの混浴露天風呂は時間の都合上パス。

  
お湯を張り替え途中だった混浴露天風呂。美しいスカイブルーの硫黄泉。  しかし,11月の気温は低く, その浴客も出られません。