青根温泉(Aone Spa)
施設名 名号館 場 所 宮城県川崎町青根温泉 源泉名 大湯・新湯・山の湯・蔵王の湯・不忘の湯、
花房の湯・新名号の湯混合泉泉 質 単純温泉 温 度 52.0℃ pH 8.8 溶存成分総計 848mg/kg (Na 196.9mg, Ca 28.6mg, SO4 227.8mg, HCO3 244mg) お湯の様子 無色透明,芒硝臭,無味,熱め,かけ流し 料 金 400円 営業時間 10:00〜17:00
青根温泉街の細い小路を進んだところにある昔ながらの湯治旅館。となりには営業を終えた共同浴場「名号湯」の建物が使われずにそのまま取り残されている。この名号館は小さい浴室なのにもかかわらず日帰り入浴を快く受け付けてくれる。
入口から入って真っ直ぐ廊下を進んだ先に浴室棟があり,そこに男女別の小さな内湯がある。脱衣室も2人で精一杯の狭さで,扉を開けると階段を4段ほど下った先に小さな浴槽がある。タイル造りの浴槽は見た目に美しく,お湯がまるではっていないかのような澄んだ透明の色をしており,パイプの先から静かに湯面をゆらさないようにしてお湯を注がせている。浴室内にはふわりと芒硝臭が香り,かけ流されている床面はほんのり温かい。うーん,芒硝好きにとっては至福の時です。さて,お湯に浸かってみると…。ビリリと熱めの設定で,肌にさし込んでくるような熱さだ。おそらく44度はあるだろう。しかし,このビリビリ感がたまらない。思わずふうと一息ついてしまう。そうしているうち,ビリビリ感がだんだん肌にからむ優しい浴感に変わっていくのが実感できるのだ。本当は15分程度お借りして出る予定だったのだが,気づいたら40分近く出たり入ったりを繰り返してしまった。特に,狭い洗い場で体を斜めにしてトドになっているときが最高だった。湯面から香る芒硝臭と,背中を伝う熱めのお湯がとても心地よいのだ。
ここは大変気に入りました。できれば宿泊で利用し,夜通しこの浴槽の横でまったり過ごしてみたいものです。
H20/2/16
青根温泉で一番のお気に入り、名号館を再訪しました。東日本大震災の影響で青根温泉もだいぶ元気が無くなっていましたが、名号館は元気に営業していました。この日の気温は33℃。じりじり暑い中、ビリッと熱めの46℃に設定されていて、かなり体にビリッと染みこみました。でもうっとりするような芒硝系の温泉臭は健在で、それを嗅いでいるとお湯の熱さは忘れてしまいそうです。無色透明が好きになってしまった友人も大満足の1湯でした。
H23/7/17
こちらが階下へ下るすばらしい浴室。浴槽は小さめで3人サイズ。 湯口から静かに伝わせる青根共同源泉は熱め。 トド目線から眺める湯面。すごく澄んでいます。
トド目線から眺めた浴室へ下る階段。 浴室前廊下。ここまで右のような廊下をずっと進んでいく。味わい深い歴史的な建物です。