小安峡温泉(Oyasu-Gorge Spa


施設名 松葉館
場 所 秋田県湯沢市皆瀬字湯元
源泉名 小安峡温泉1号,2号混合泉
泉 質

単純温泉

温 度 80.6℃ pH 8.1 溶存成分総計 495mg/kg
お湯の様子 無色透明、無味、微温泉臭、内湯は熱め、循環利用、露天風呂は温泉臭、温め、かけ流し
料 金 500円 営業時間 8:00〜16:00程度(清掃時間次第)

 小安温泉の中央付近、観光案内所のすぐ隣にある昔ながらの温泉旅館。国道沿いに駐車場があるので簡単に入りやすい。比較的日帰り入浴にも積極的で、快く引き受けてくれる。浴室は階段を下った先にある。

 男女別の内湯にそれぞれ小さめの露天風呂が付随している。内湯は熱めの循環湯で、オーバーフローは無いがピリッと熱めのお湯が好きな人にはちょうど良いセッティングになっている。両側からお湯を注ぐ独特な形の湯口で、中央から浴槽全体を熱くしている。露天風呂はヒノキ露天とタイル露天の2つがあり、どちらも源泉をチョロチョロ注がせたかけ流しのお風呂だ。まずは手前のヒノキ露天に身を沈める。ドバーっと一気にお湯が溢れていく様が実にすがすがしい気持ちにさせてくれる。温めのセッティングで39℃程度といった湯温だ。湯面からはうっすら温泉臭が香ってくる。トロリとした感じの気持ちの良いお湯だ。アブとの戦いに難儀したことを付け加えておく。さて、今度は下の段にあるタイル浴槽だ。こちら松葉という名前からとってなのか「松の葉」をイメージしたタイルアート浴槽だ。こちらのお湯もチョロチョロと熱いお湯を注がせ、温めの源泉かけ流しを実現している。こちらもアゴまでとっぷり浸かってお湯を楽しんだ。アゴまでとっぷり浸かった理由はアブ対策だ。気がつけばアブが4匹ほどブンブン飛び回っているのがわかった。そそくさと退散したのだが、退散する際に湯から上がるステップ敷石が「ご湯っくり」と書かれているのが見えた。実にナイスな一言なのですが、アブのせいでゆっくりできませ〜ん!と突っ込みたくなった。露天風呂のお湯遣いが大変良く、日帰り入浴のみの客も大切にする昔ながらの良い旅館です。

H22/8/12


  
  こちらが循環利用の内湯。雰囲気の良い十和田石浴槽。   湯口が昆虫の鼻穴のようです。   こちら温めの舞台ヒノキ露天。気持ち良いです。

  
こちらが松の形を象った松葉タイル露天風呂。温めです。この露天風呂が気持ち良いです。   ステップの石にナイスな一言が書かれていました。