大滝温泉(Otaki Spa)
施設名 千歳ホテル 場 所 秋田県大館市十二所字大滝温泉 源泉名 大滝温泉新5号井 泉 質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
温 度 − pH − 溶存成分総計 − お湯の様子 無色透明,うす塩味,弱薬臭+石膏臭,かなり熱め、かけ流し 料 金 500円 営業時間 要相談(午前中はデイサービスの利用時間あり)
大滝温泉街のほぼ中央に位置する中堅旅館。以前日帰り入浴をお願いした際断られてばかりでもうムリかと思っていたところ、今回はラッキーなことに入浴OKということで、デイサービスで利用していない女湯のほうをお借りしてお湯を楽しませてもらった。午前中はデイの人たちが来るので、日帰り入浴は受け付けていないということだった。
迷路のように入り組んだ奥に大浴場と女湯浴室がある。女湯は奥に細長く、4分の1円浴槽と長方形浴槽が並んでいる。外側の窓は大きく、そのまま雪景色の米代川を一望することができる。キラキラと輝く湯面にうっとり見とれていると、一緒に入っていた知人の悲鳴が耳に飛び込んだ。「アチッ!これはムリだ〜!」。あまりの熱さに友人の顔がゆがんでいる。どのくらい熱いのかと思い、湯温を計ってみると、奥の長方形浴槽は50℃を示している。ありゃま、これは湯もみせねばと思い、桶で精一杯湯もみしてみた。腕が真っ赤になるがそれでもガマンできないほどではない。もう一度計り直してみると、湯温は49℃に下がった。これなら行ける!と、さっそく氷役の自分が入ってみた。ビリビリとさし込むお湯は49℃以上にも感じられる。そして次に別のMT好きの友人が飛び込んだ。2人で浸かったことで湯温は48℃まで下がった。最初に熱くて入れなかった友人も負けじと頑張って入浴している。そうこうしているうちに47℃まで湯温が下がったので、その後もう一度お湯に浸かってみた。確かに熱い。ビリビリとさし込んでくる浴感は変わりない。それから手前の浴槽に浸かってみるとこちらは温めで何だかパンチが無い。そう思って湯温を計ってみると43℃だった。これは通常のお風呂だと熱めの部類に入る。奥の浴槽は43℃が温く感じてしまうほどの熱湯だったということだ。
さて、それからもうしばらくじっくりとお湯に浸かり続けた。汗が体から止まらなくなるほど火照り感が残った。湯面から香るのは薬系の香りと石膏臭が混じった大滝特有の香りだ。窓の外の景色が心を癒し、温めのお湯が体を癒してくれる。やっぱり温泉っていいなぁ。改めて大滝温泉の良さを実感した1湯だった。H24/1/8
細長い浴室の奥に4分の1円型浴槽が一つと長方形浴槽が1つあります。 手前の4分の1円型浴槽は湯温が43℃とやや熱めの設定。
こちらが2つの浴槽の中央にある岩湯口。滝のようにスロープから注がせる。 奥の米代川沿いにある長方形浴槽。美しすぎる49℃。最初は50℃以上ありました。