角間川温泉(Kakumagawa Spa


施設名 旅館 角水
場 所 秋田県大仙市角間川字四上町
源泉名 角間川
泉 質 ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
温 度 39.0℃ pH 7.42 溶存成分総計 8,767mg/kg

お湯の様子 薄茶色透明,海臭,塩味,温め,弱キシ感,かけ流し,一部加温
料 金 350円 営業時間 7:00〜21:00

平成22年秋現在、残念ながら廃業していました。隣のデイサービスは営業しています。


 大仙市旧角間川町の中心街からやや南へ下った場所にある小さな旅館。温泉を利用してデイサービスセンターを併設させている。入口に天然温泉の証しであるプレートも掲げてある。

 きしむ廊下を左へ進むと男女別の内湯入口がある。超音波風呂,滝湯と書かれてある昔ながらの表現が嬉しい。今だと「バイブラバス」「打たせ湯」といったところか。内湯へ入るとまずびっくりしたのがヤンキーサングラスのように二つ並んだ浴槽だ。右側が加温されて熱めの浴槽,左側が温めの源泉槽である。ちなみに源泉槽が超音波風呂だったらしく,底にバイブラ吹き出しプレートがあるが,現在は使っていない様子だった。まずは右側の浴槽を味わった。熱めの源泉が吹き出す横にはリスがいる。お湯は若干茶色がかった透明で,海の香りが漂う。味はしっかり塩味で濃い。濃い食塩泉で熱湯とくればノックアウトだ。このお湯に長時間浸かるとノックアウトされそうなので今度はぬる湯浴槽へ向かう。こちらは夢心地だ。湯温約36℃。この熱い夏には最高のコンディションだ。肩までとっぷり浸かっていると時が過ぎるのをついつい忘れてしまいそうになる。うっかり眠ってしまいそうになるくらい幸せな感覚に陥った。しかしここは食塩泉。長時間入っているとヘロヘロになってしまう。あやうくのぼせてしまうところだった。ここには薄暗い奥まったスペースに滝湯もあるが,非常に薄暗かったので今回はパスした。
 ここの源泉浴槽はすばらしい。温い食塩泉もまたこの季節にはもってこいだ。宿主のお方は「冬はさすがに大変ですよ」と言っているとおり,この季節限定の楽しみだが,この温湯はぜひともいろいろな人にも堪能してもらいたい。

H19/8/1


  
両側に分かれる浴槽。真ん中のスポットがかけ流し場所。  右側浴槽は加温浴槽。やや熱めでかけ流し。   左側浴槽は源泉100%。温めで心地よい。

  
加温湯口にはリスが鎮座する。香りは海臭抜群。ミネラル豊富なのかも?   温い源泉から熱湯をのぞむ。こののんびり感がたまらない。  滝湯は薄暗く抵抗がある。