大滝温泉(Otaki Spa) 


施設名 富士屋ホテル
場 所 秋田県大館市十二所字町頭
源泉名 大滝温泉新5号井
泉 質

ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉

温 度 64.6℃ pH 溶存成分総計
お湯の様子 無色透明,うっすら塩味,弱薬臭+芒硝臭,あつめ,かけ流し
料 金 500円 営業時間 10:00〜20:00

 大滝温泉街の真ん中にある一番大規模な旅館。たくさんの大規模旅館があった中で唯一残っているのが富士屋ホテルで,結婚式や様々なイベントで利用されている。大規模ホテルのようだが実はこぢんまりとした旅館で,地元の人たちにも銭湯代わりに利用されていると聞き今回立ち寄ってみた。

 入り口で入浴料を支払い看板を辿って奥へ進む。カクカクした廊下を曲がり曲がってやっと「ゆ」という提灯前にたどり着いた。それにしても廊下をまっすぐ行けないのか!と思うくらいよく曲がった。男女別の内湯入り口があり,中に入るとあまり広くない脱衣所と浴室が見えた。浴槽が2つあり,片方は広めで20人くらいが一度に浸かれる広さで,もう一方が元々ジャグジー浴槽だったらしい名残がある小さい浴槽だ。広い方は適温で41℃程度。狭い方は47℃とかなり激熱だった。浴室全体にうっすら芒硝臭が漂い,床の十和田石の上をかけ流さされたお湯が流れている。うん,この光景はいつ見ても良い。湯口には成分がこびりつき,大滝温泉らしい自己主張をしている。広い浴槽は心地よく入浴できるが何か物足りなかったので,今度は熱湯浴槽に身を沈めてみた。うぅん熱い。でも気持ち良い。ビリビリ肌にさしこんでくるのがわかります。芒硝泉の47℃といえば体感では49℃ほどに感じられる。それほど熱い。身を沈めてからもビリビリ感は止まらなかった。上がると体が真っ赤になっていた。ここの熱湯浴槽は芒硝泉好きには大変気に入る浴槽だと思う。普通の人はぜひ広い浴槽でまったりしたい所だ。
 外へ出ると小さな露天がある。この露天風呂,木の枠で縁取られており,岩湯口から源泉がそのままの状態で注がれかけ流されている。この日は雪がちらちら舞っていたので雪見風呂となった。湯面の芒硝臭も絶好調でここはとても気に入りました。

H20/11/30


  
広めの浴槽が温めの設定で40℃ちょい。      湯口にも成分が析出しています。        こちらが熱湯浴槽。ジャグジーは止まっています。47℃。

  
熱湯の湯口。成分のこびりつき方が違います。    雰囲気抜群の露天風呂。こちらも源泉かけ流し。    浴室前の「ゆ」提灯。味わいが深いです。