蔵王温泉(Zao Spa   


施設名 五感の湯 つるやホテル
場 所 山形県山形市蔵王温泉
源泉名 つるやホテル源泉
泉 質

酸性-含鉄・硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉

温 度 54.0℃ pH 2.0 溶存成分総計 2,932mg/kg

(Al 27mg, Fe(2)12mg, Cl 388mg, HSO4 283mg, SO4 1309mg, H2S 24.5mg)

お湯の様子 うっすら白濁,硫黄臭,酸味,やわらかめ,適温(露天風呂熱め),かけ流し
料 金 手形利用 営業時間 13:00〜16:00

 山形市蔵王温泉のバスターミナル前にある巨大ホテル。男女別の大浴場に露天風呂、そしてそれぞれのテーマに拘った貸切風呂が4ヶ所あるホテル。独自源泉を持っていて、その源泉を惜しみなく使っていると聞いていたので、いつか入ってみたいと思っていた。今回は湯巡りシールを使って利用した。

 エレベーターで上に上がった先に浴室があるが、別に展望が良いというわけではなく、斜面に作っている都合上そうなっている。浴室に入るとふわっと硫黄臭と明礬臭が混じった蔵王独特の香りが鼻に入ってきた。これはすばらしい。久しぶりの蔵王なので血が騒いでくる。浴槽は角が段々になっている変形浴槽で、ほんのり白濁したお湯が注がれかけ流されている。湯温はやや温めでのんびり入るのにちょうど良い感じだ。軽くかけ湯をし、ゆっくりお湯に浸かってみた。浸かれば浸かるほどに蔵王の香りが鼻に入ってくる。やわらかめの浴感なのに、湯上がりはキュッキュッとした感じになり、肌が引き締まるのが特長だ。個人的には硫黄泉があまり得意じゃないので、ゆっくり浸かっていられない。浸かっては上がり、肌を休めてからまたちょっとだけ入るように心がけた。どこのお湯に入っても「うぅん、蔵王の湯だな」と思えるところがまだ蔵王素人なんだなと思えてくる。何度入り比べても、蔵王のお湯の違いがよくわからない。
 露天風呂は扉を開けた先にすぐあり、2人ほどが浸かれるサイズだ。こちらの湯温はやや熱めで、内湯よりビリッと感がある。外が吹雪いていたため、この熱さは逆にありがたかった。内湯よりも個人的にはこちらのほうがお気に入りだった。顔面は強烈に寒く、体はビリッと熱め。このギャップがたまらなかった。
 やはり蔵王温泉のお湯はどこも満足がいくものばかりだ。全てのお湯を制覇するには数十年かかりそうだが、違いが分かる男になってみたいと一寸だけ思った。

H24/12/1


 
内湯は広々6〜8人サイズ。独自源泉のお湯がなみなみと注がれ、かけ流されている。木の湯口はライトアップされている。

 
こちらが露天風呂。狭めで2人サイズだが、十分楽しめる。外は猛吹雪で熱さと寒さのコラボがたまらなかった。