蔵王温泉(Zao Spa   


施設名 国民宿舎 竜山荘
場 所 山形県山形市蔵王温泉
源泉名 上の川源泉
泉 質

酸性含鉄・硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
(含硫化水素強酸性緑礬明礬泉)

温 度 64.1℃ pH 1.5 溶存成分総計 1,385mg/kg

お湯の様子 無色透明,硫黄臭 +明礬臭,酸味,やわらかめ,やや熱め,かけ流し
料 金 宿泊利用 営業時間

 蔵王温泉メインストリート蔵王センタープラザよりもちょいとだけ下に下った先にある国民宿舎。2000年の職場の旅行で一度宿泊利用したことがあり、その時好印象だったので今回湯めぐらんすの宿としてチョイスした。今春経営者が替わったらしく、オープン記念特価ということで、平常の宿泊料金で「山形牛ヒレ肉」がサービスされる。肉好きの湯めぐらんすメンバーにとっては願ってもない状況だ。今回の宿泊料金は1泊2食付きで8160円(平成24年6月まで実施)。

 部屋は4階と一番高い場所だったが、夜まで宴会をする我々にしてみると、他の客に迷惑を掛けないから良いなと感じた。一番広い部屋が写真にある401号室。タタミの香りが真新しく、プウンと臭ってくる。さすが経営者が替わったばかりというだけあって、館内も真新しい感じだ。浴室は地下に下った1階にあり、男女別の大浴場がそれぞれある。石タイル造りの広めの浴槽で、建物の形に合わせて微妙に変形している。奥に曲がったスペースの底には白い湯花がつもっていた。この日はお湯が新鮮なのかビリッと熱めで無色透明だった。湯口から注がれる源泉はセンタープラザ周辺で多く利用されている上の川源泉だ。肌にピリッとくるが、それでいてしっとりやわらかく体を包んでくれる。ツルツル感があり素晴らしい浴感だ。一緒に宿泊した友人達と夜中にこのお湯を満喫させてもらった。
 圧巻だったのが食事だ。夕食はこれでもかと思うくらい豪華なモノだった。刺身(蔵王では不要か?)、コゴミの胡桃餡かけ、茶碗蒸し、鶏すき焼き鍋、もずく、魚の照り焼き、山形牛ヒレ肉のみそ焼き、天ぷら、プアール茶のゼリー…。気がつけばみんなお腹いっぱいになっていた。朝食もおいしく残さず食べました。やはり山形は食べ物が美味しいので米がどんどんすすみます。どのテーブルのお櫃もあっという間に空になり、お代わりをしていたのが印象的だった。

 久しぶりに訪れた国民宿舎竜山荘は、コストパフォーマンス最高の名宿でした。蔵王宿泊をお考えの際は、こういう公共系の宿を選んでみるのもまた面白いかもしれない。

H24/5/12 2度目の宿泊


  
こちら大浴場の浴槽。奥にかけ流しスポットがある。   湯口は右端にあり、けっこうな量が注がれている。   逆角度からとった画像。無色透明で美しいです。

  
夕食画像。山形牛のヒレ肉がおまけで付きました。この後、天ぷらとデザートも登場です。  朝食画像。鯖が出ました。おいしさ十分。米が美味です。  部屋はタタミ臭がしっかりして新鮮です。