蔵王温泉(Zao Spa   


施設名 扇の館 岡崎屋旅館
場 所 山形県山形市蔵王温泉
源泉名 岡崎屋源泉
泉 質

酸性含鉄・硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
(含硫化水素強酸性緑礬明礬泉)

温 度 47.6℃ pH 1.4 溶存成分総計 3,075mg/kg
(Al 227mg, Fe(2) 66mg, Cl 684mg, HSO4 2375mg, SO4 1763mg, H2S 5.6mg)
お湯の様子 薄白濁水色,硫黄臭,酸味,適温,かけ流し
料 金 湯巡りシール利用 営業時間 14:00〜17:00

 蔵王温泉の上の台南通りにある昔ながらの温泉旅館。蔵王大露天風呂入り口のちょっと下にあり、源七露天の湯の真向かいに位置する。入り口玄関から入って右側の地下に下った先に浴室がある。

 階段を下り、長い廊下を歩いた先に「源泉風呂」という素敵な看板の下の暖簾をくぐった。館内は扇の館というネーミングだけあって、様々なところで扇に拘っている。建物の大きさと裏腹に、浴室はこぢんまりした感じだった。内湯は8人サイズの浴槽が1つあるだけのシンプルなもので、扇型をした源泉天然温泉と書かれた石の横からパイプでお湯を注がせている。以前はこの扇下から注がせていたのだろうが、今はパイプだ。お湯は白濁してとろみのあるやや熱めの硫黄泉で、しっかり硫黄臭と明礬臭が香る。窓の外には石造りの露天風呂が見えている。だれも使っていない様子なので早速吹雪の中外に出てみた。すると、露天風呂は趣のある丸い石をくりぬいたもので、1人サイズの狭いものだった。それに竹筒湯口からお湯がちょろちょろ注がれていた。自分が入ると間違いなくお湯がドバーっと溢れてしまう。申し訳ないがわくわくしながらお湯を豪快に溢れさせてもらった。これは気持ち良い。しかしお湯は吹雪のためなのか40℃以下になっており、じっくりお湯に浸かっていても肌寒く感じてしまった。結局3分程度浸かった後に、すぐ内湯へ戻って体を温めることになった。天気の良い日にこの露天風呂でゆっくりまったりしてみたいものだ。
 ここのお湯は独自源泉らしいのだが、まわりの蔵王のお湯との違いがあまりわからなかった。唯一分かったのは、お湯の濁りが他の施設よりも強めで、たくさん湯花が舞っていたことぐらいか?うぅん、やはりいつの日か蔵王温泉の違いを語れる男になりたい。

H24/12/1



地下1階を奥に進むと源泉風呂という嬉しい名前の暖簾がある。    湯気で見づらいですが、内湯浴槽。8人サイズです。   湯口にも「源泉天然温泉」という扇の石。


露天風呂は岩をくりぬいたモノで一人サイズ。溢れさせるのが楽しい。  竹筒湯口の奥から静かに源泉が注がれる。    湯温は温めでゆっくり入れる。吹雪の時は辛い。