蔵王温泉(Zao Spa   


施設名 タカミヤビレッジ ホテル樹林
場 所 山形県山形市蔵王温泉
源泉名 高見屋2号源泉
泉 質

酸性含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
(含硫化水素強酸性緑礬明礬泉)

温 度 48.6℃ pH 1.8 溶存成分総計 3,332mg/kg
(Al 209mg, Fe(2) 17mg, Cl 469mg, HSO4 768mg, SO4 1438mg, H2S 15.2mg)
お湯の様子 無色透明,硫黄臭,酸味, やや熱め,かけ流し
料 金 宿泊利用 営業時間 15:00〜20:00

 蔵王温泉のゲレンデ途中に位置する大規模ホテル。タカミヤグループの1つで、タカミヤビレッジと名前が付く。今回大学のサークル同期会で利用した。1泊2食付きで15000円で、記念写真代、夕食時飲み放題が付いての値段。この日はあいにくの雪模様で、ホテルまで登る道路を進むのにかなり難儀した。難儀して上がってから分かったのだが、もう一本横に融雪道路があった。わざわざゲレンデ内を恐る恐る進んできた自分がちょっとだけ恥ずかしくなった。

 この日は我々以外に宿泊客が1組しかなく、広いホテルをほぼ貸切の状態で利用できた。館内は迷路のようになっていて、玄関がある場所が4階で、浴室は3階にある。自分も館内を何度も迷って歩いた。ちなみに浴室は2ヶ所あり、片方は非温泉で体を洗ったりするための浴室で、もう一方が蔵王らしい温泉を満喫できる浴室だ。当然のことながら温泉浴室へ一直線だ。男女別の内湯が1つずつあり、右側が大きめの5人サイズ浴室。左側が小さめの3人サイズ浴室で、2人サイズの露天風呂が付随している。夜は左側浴室が男湯で、朝食後は右側浴室が男湯だった。つまり、宿泊していると両方の浴室を満喫できる仕組みだ。お湯は高見屋2号泉をわざわざ引き湯して利用しており、やや熱めの無色透明のお湯だ。硫黄臭もしっかりあり、ビリッとした浴感のお湯だ。内湯は熱めのセッティングだが、露天風呂は外気のせいか、ちょうど良い湯温で楽しめた。柔らかめに包み込むような蔵王のトロリとしたお湯に浸かり、浴槽の縁が凍るほど寒い外の景色を見ながらゆっくりと湯を楽しんだ。やはり蔵王は宿泊で味わうのが良いね。この日は夜に1回、朝に1回の合計2回ほどこのお湯を楽しんだ。
 夕食は手の込んだ創作料理、朝食は納豆、卵、海苔、赤身魚とどれも主になれるようなおかずが全てそろい踏みするゴールデンコースだった。記念写真はちょっと雑なインクジェットプリンタによるもので唖然としたが、それ以外の点では合格点の宿だ。スキーシーズンになるとホテルのすぐ横を通るリフトを眺めながら朝食や夕食というのもまた粋な感じかもしれない。

H24/12/1宿泊


  
レッドルーフのお部屋に通されました。館内は迷路です。   夕食。手の込んだ料理が沢山並びます。   山形牛のすき焼き。贅沢ですね。

  
こちら温泉浴槽があるやすらぎ入り口。   夜の左側浴室。雰囲気が出ています。熱めで気持ち良いです。   朝一番の左側浴室。内湯は右より小さめです。

  
こちら左側浴室に付随する露天風呂。適温でした。   こちら右側浴室です。内湯が広めで露天風呂はありません。湯口も浴槽も木でできています。

  
こちらが真湯浴室あすなろ。     基本的に淡水なので蔵王らしくないですが、体を洗いたい人向け。   朝ご飯もおいしかったです。