蒸の湯温泉(Fukenoyu Spa


施設名 ふけの湯温泉
場 所 秋田県鹿角市八幡平熊沢国有林
源泉名 ふけの湯温泉(岩の湯)
泉 質 酸性単純泉(低張性酸性高温泉)
温 度 88.0℃ pH 2.4 溶存成分総計 779mg/kg

(H2S 0.9mg, HSO4 39mg)

お湯の様子 やや白濁,硫黄臭,酸っぱい,かけ流し
料 金 500円 営業時間 9:00〜18:00

 国道341号から八幡平アスピーデラインに入り,ふけの湯パーキングまで進む。そこから看板に沿って降りていくと行き止まりが蒸けの湯温泉。以前はリフトの下らへんにあったのだが,ちょっと上に移動してきた。男女別露天や混浴露天はその時の名残で,現在の旅館からは歩いて向かうことになる。

 男女別の内湯が1,それに併設した内湯用の露天風呂(不思議な表現だがこの表現しか方法がない)と,建物から歩いていったところに男女別の露天風呂が1ずつ,そして混浴露天風呂が1つある。ここの名物はなんといっても開放感がある外の露天風呂。よって,露天風呂めあてにいつもお客さんでにぎわっている。内湯は,静かな時間が流れ,どちらかというといつも空いている。個人的には内湯のお湯が一番好き。お湯は白みがかった硫黄臭のする酸性泉。洗い場にはカランが無く,湯をためている槽があり,そこから汲み湯する方式。外の森の景色も素敵で,ゆったりした時を満喫できる。男性用内湯露天はつながっていないため,一度廊下に出なければならないのが難点だが,こちらよりは内湯のほうがおすすめである。

H16/7/17

 
内湯に併設した露天風呂,この他に男女別露天と混浴露天がある。 内湯の風情が一番良い     こちら雪でつぶれる前の印象的なエントランス。


 久しぶりにふけの湯を再訪しました。一番びっくりしたのが建物の形が変わっていたことだ。支配人の話だと一昨年の冬の大雪のせいで三角屋根がつぶれてしまったため、裏側の方に入り口を急遽作って対応したのだという。以前のような活気はあまりなく、ひっそりした感じの宿になっていた。今回は男性用露天風呂と混浴露天風呂を利用させてもらった。どちらも適温に調整されており、噴気が上がる地獄谷のような景色を目の前にワイルドな露天につかるのもまたすばらしい。以前訪れた際よりもマイルドな浴感のように感じた。あまりにも気持ちよすぎたので温めの混浴露天風呂を貸し切りにてまったりしてしまった。八幡平の良いお湯で静かに湯浴みしたいときなどはオススメかもしれない。

H20/5/10

  
こちら新しく貼り替えた内湯床板。美しいお湯の色がたまりません。   湯口は昔のまま木で作られたもの。   湯だめカランも同じでした。

  
一旦廊下に出てから利用する男性用内湯露天風呂。     こちら外にある男女別露天風呂。すぐ近くを噴気が上がる。   湯口は樋を使っている。

  
こちら混浴露天風呂。広めでゆったり湯浴みできる。上が熱め、奥がぬるめ。   湯口でいったんさまして注がせる。   空の色と相まって美しい色合いを出す。